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もし手塚治虫が生きていたら?AIが手塚治虫の漫画を描く。

手塚治虫らしさ」を学習したAIを活用して描かれた新作漫画「ぱいどん」が
2月27日発売の「モーニング」に掲載されました。
ストーリーは、「2030年の東京が舞台で、進んだ管理社会に背を向け、
記憶をなくしたホームレスの"ぱいどん"が、小鳥ロボットのアポロと共に
事件に立ち向かう」といった内容です。

そもそも、このプロジェクトは、
「もしも今、手塚治虫が生きていたら、どんな未来を漫画に描くだろう?」
という思いから始まったものだそうです。

AIの役割・人間の役割

AIは、プロットとキャラクターデザインの原案を担当。
人間は、それらを基に漫画に仕上げる作業を担当。
流石に全てをAIが行うことはできないようですね。

AIの学習

AIには、手塚作品の世界観や背景を分析するために長編65作品を、
あらすじを分析するために短編131話をデータとして学習させたそうです。
キャラクターデザインは、登場人物が描かれたページ約6000枚を
AIに学習させたそうです。
これらの学習により、130本のプロットと新しいキャラを作成したそうです。

仕上げ

AIが作成した130本のプロットから候補を選んで、人がシナリオを作成したそうです。
シナリオに合わせて、AIが作成したキャラクターの服装などをデザインして
漫画として完成させたそうです。


個人的な感想としては、手塚治虫の漫画ではなく、AIがアイデアを出して
完成させた漫画だと思います。
とはいえ、今回のプロジェクトを否定しているわけではなく、
面白い試みで、今後は手塚治虫に限るのではなく、色々なものを学習して、
AIが紡ぎ出す漫画を読んでみたいですね。
例えば、推理モノやサスペンス物などは、人が思いも寄らないトリックを
作り出すのか、
恋愛モノなどは人の心を動かすような漫画が作れるのかなど
いろいろな可能性に興味がわきます。

まぁ、私としては人が描いたものの方がおもしいと思いますが
(そうであってほしいという願いも込め)、
実験的な意味では楽しみな分野だと思います。

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